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塩田尚の月例訪問9月

  • 執筆者の写真: つくば市議会議員 塩田尚
    つくば市議会議員 塩田尚
  • 2023年8月31日
  • 読了時間: 3分

 NHK朝のドラマ『らんまん』にハマっちゃいました。私は今まで朝ドラを観たことは一度もありません。その理由はどうせ朝、何もやる事がない人が暇つぶしに観ているのだろう、との真に失礼な思い込みがあり、たった15分のドラマで、人間模様も雑にしか描かれず、魅力ある作品が作れる訳が無い、との勝手な判断を下していたのです。しかも『おしん』すら一度も観ないで!

 私は朝が一番忙しいし、最も充実している時間帯です。では先ず私の朝の日課から報告しましょう。

 毎朝、4時半起床(冬場は寒くて暗くてとてもきついです)。入念にストレッチングを行った後ウォーキング。近所の人達と一緒に学校へ行く児童を見守りながら、ついでにゴミ拾い。帰宅した後入浴。更に軽いストレッチングを行って朝食を摂った後、塩田尚事務所へ出勤。

 毎日、判で押した様にルーティン生活を続けていますが、雨が降るとこのリズムが狂います。ウォーキングをやめ、筋力トレーニングなどで、身体を調整します。その雨が降ったある日の朝、家で過ごしていたら、午前8時の朝ドラを、観るとも無しに観てしまったのです。主人公、牧野富太郎博士の幼年時代のシーンでした。舞台が高知と言う事もあり、同じ四国生れの私としては、親近感を覚えたのも事実です。もっとも茨城県が舞台のテレビや映画にはもっと過敏に反応してしまいますが。

 そこには不思議な世界が展開されていました。時代は明治なのに、なぜか昭和生まれの私が、郷愁を誘われるような画面なのです。一度見ただけで気になってしまい、次の日も、また次の日も、つまり欠かさず観るようになってしまったのです。そこには日本の古き直き時代が描かれているのです。貧しいながらも、お互いが助け合い、希望を持って明日へと進んで行く、つましくはあるけれども、たくましい日本人の群像が躍動しています。

 私がなぜなつかしさを覚えるかと言えば、私自身の幼かった時代を思い出したからです。

 あの頃、我が家は大家族で、とてもぜいたくが出来るような状態ではありませんでした。でも平気です。だって周りは皆、貧しかったからです。自分ん家が貧しいとか、生活が苦しいとかの卑屈な思いは一切持つ事はありませんでした。貧しい者同士、日が暮れるまで、群れて遊び回ったものです。それはまさしく私の黄金時代でした。小さい頃から友達がいっぱい出来て、隣近所で何かあれば、お互い助け合う、そういう時代を過ごして来たから、私達は世の中がどんなに変わろうとも倫理観がゆるぎもしないのです。

 さて牧野博士。私は植物の事はかいもくわかりませんが、主人公の生き様、周りの人達の優しさと厳しさに感銘を受けながら、午前8時になると、いそいそとテレビの前に座り込み、女房殿にあきれられている毎日です。昭和天皇の「雑草という名の植物は無い!」とのお言葉を思い出しながら。

 
 
 

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