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塩田尚の月例訪問新春号

  • 執筆者の写真: つくば市議会議員 塩田尚
    つくば市議会議員 塩田尚
  • 2020年12月18日
  • 読了時間: 3分

 コロナ禍の下、新春を迎える事になりました。70年を超える私の人生でも全く異質の環境での新年です。かつての東日本大震災。東北地方を中心に東日本全体に大きな被害をもたらし、我が家でも家屋の瓦が壊れるなど、少なからぬ被害にあったものです。しかし、苦しい状況の中でも、家族や地域、また職場や学校を中心に「頑張ろう日本!」を合言葉に、お互いに励まし合い、慰め合って、未来を信じて生き抜こうと努力したものでした。『日本の奇跡』と諸外国から絶讃されたものです。しかし今回のコロナは、人が寄ったり集まったりしてはいけないのです。つまりお互いに助け合う事が出来ない。しかも感染者や濃厚接触者は周囲から冷たい視線にさらされます。助け合うどころか、憎しみ合い、傷付け合う世相になってしまった。つまり日本人が最も大切に守って来た筈の礼節が失われつつある。今回の新型コロナは日本人の価値観をどん底迄、貶めようとしています。医療従事者も過酷な状況で、身を削る様な思いで職務にまい進してくれています。ところが、応援者が増える訳ではない。ひたすら限られた環境の下で、自ら感染するのではないかとの怯えを抱えながら、その使命を全うしようとしているのです。しかも自らの子供が、保育施設や学校に於て、いじめや差別に合っている例もマスコミで紹介されています。これでは身の健康維持どころか、精神も病んでしまいます。医療従事者の待遇改善と世間の思いやり、これを大人達が見本を示して、教育現場でも実践するべく指導をしないと、子供達が親を誇りに思うどころか、大きくなったら医者や看護士にだけはなりたくない、と思い諦めてしまいます。

 直近の社会調査で、女性の自殺者が急増しているとの報告をテレビで観て私は衝撃を受けました。一般論として、女性は男性に比べて、新しい環境への順応性が高い。我が国の長い歴史の中でもあらゆる国難や災難に対し、女性はしっかりと底で社会や家族を支えて来た。ところが今回の新型コロナでは女性が悲観して自らの命を絶つケースが多くなっているとの事なのです。先ずその第一の理由として。女性は非正規社員として就労するケースが多く、コロナの影響で真っ先にクビを切られてしまいます。また女性は話が上手で接客業を得意とする人が多いのですが、コロナで対面業務が出来なくなってしまった。また巣ごもりの生活を余儀なくされ、家庭での仕事量が圧倒的に増えてしまった。などの原因が考えられるかなと私は思っています。しかしこの傾向を見過ごしてはいけない。女性が傷付き、人生を諦めてしまっては、太陽を失うにも等しいのです。

 女性が輝ける社会をコロナ下でも目指さなければなりません。その為には女性が簡単に転職できる社会構造にしなければならない。女性の才能を活かせる未来をつくばでも発展させるべきでしょう。地方創生、これがコロナを乗り切るキーポイントです。つくばを地方創生の見本にしたいですね。その為に、私は今年も頑張ります。

 
 
 

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