塩田尚の月例訪問
- つくば市議会議員 塩田尚
- 2024年10月1日
- 読了時間: 3分
五十嵐市長と共に取り組んで来た主たる政策について、9月号では教育について報告致しました。今月号では福祉について説明致します。
つくば市は人口増加率全国ナンバーワンです。若いお父さんお母さん方が大勢つくば市へ移り住んでくれています。当然、小さいお子さんも増えます。しかもつくばに住んでいる人達は、出生率が全国平均よりはるかに高い。それはなぜか?それはつくばでは子育てし易い環境が整っているからです。
TX効果もあり、首都圏にすこぶる近い。しかも地価が安い。若い人達が住家を求めやすいのがつくば市です。しかし実際に住もうとするなら、まず保育や教育環境がどうかを調べます。次に出産や育児、自らの健康管理の為、医療機関が充実しているか、更に買い物等の商業施設や、子供を遊ばせたり気分転換を図る為の公園はどうなっているのかなどを調査するのが住宅選びの基本です。それらの条件にほぼ見合う、つまり満足度で、つくば市が全国No.1の評価を頂いているのです。しかも一歩郊外へ足を運べば豊かな自然が残っています。日本ジオパークに認定されている筑波山があり、風光明媚な牛久沼、小貝川もお勧めの癒しスポットです。春には桜の名所も各地区にあり、市民の憩いの場所が至る所にあります。
その中でも最も関心の高いのが子育て支援です。つくば市では安心・安全に出産出来るようにと、筑波大学と協力してバースセンターを設置しました。全個室で、入院から出産、産後の回復まで安心して過ごせます。また新生児の緊急事態にも即応できる事になっています。年間1300件の出産が可能となりました。これがつくば市の出生率が高い原因のひとつでしょう。
次に保育ですが、待機児童ゼロを目指し、保育園・幼稚園・こども園の新設に、民間活力の協力を頂いて積極的に行って来ました。しかしいくらハコ物を創っても、そこで保育や幼児教育に携わってくれる保育士が集まらなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。そこで私が提案したのは、民間保育園で働く保育士さんに一人月3万円の助成金を出す案です。この3万円には私なりに根拠のある金額を示しました。公立保育所で働く保育士に比べ民間で働く方は、若い人で約3万円低いとの全国での統計があるからです。五十嵐市長は直ちにこの案に賛成、しかも市外から通ってくる保育士さんや市内に移り住んだ保育士さんにも助成金を出す事にしたのです。
子育て支援ばかりではありません。高齢者の福祉も大事な事です。五十嵐市長は、それ迄行われていた敬老祝い金を原則としてやめました。年に一回、わずかな“おこずかい”を高齢者に差し上げるよりも、毎日毎日が生き活きと暮らせる環境を創る事の方が大事だとの信念です。そのひとつがつくバスやつくタクの拡充です。私の近所の方々もつくタク利用の『遠足』を楽しんで、のんびりと親睦を深めています。
市長も私も更に公共交通を拡充しようと計画を立てましたが、コロナ禍と働き方改革で運転手が激減、バス会社やタクシー会社から便数を減らしてくれとの要請が出て、厳しい条件の中で、しかも高年者や公共交通機関を必要とする市民の為に尽くせるか、努力をしている処です。
すべてに於いて百パーセントの満足は不可能です。しかしそれに近づける様、市民の皆様が幸せになれるよう、福利厚生の為に尽くして参ります。
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