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塩田尚の月例訪問2月号

  • 執筆者の写真: つくば市議会議員 塩田尚
    つくば市議会議員 塩田尚
  • 2021年1月18日
  • 読了時間: 3分

 先般、つくばエキスプレス三市議会利用促進協議会の総会が開かれました。実はこのTX議協設立の呼びかけは私なのです。私がつくば市議会議長の時、親しい友人である小田川浩つくばみらい市議(当時。現在はつくばみらい市長)からこんな相談を受けたのです。「塩田さん、TXの運賃は他の公共交通機関に比べて高過ぎる。例えば生徒・学生の通学定期は割引率だけでも常磐線に比べて2倍以上の値段です。せめて通学定期の割引率だけでもJR並みに引き下げる事は出来ないでしょうか。1議員が声を上げても中々聞いて貰えないのです」との事。確かに個々の議員がTXを運営運行している首都圏新都市鉄道(以下TX会社と称します)に申し入れをしても、効果は期待出来ないでしょう。そこで私は守谷市議会、つくばみらい市議会の議長に呼びかけてTX議協を立ち上げたのでした。3年前の事です。設立総会を無事終えると、三市議会の議長でTX会社に交渉に赴きました。するとTX会社側では社長以下、幹部が総出で私達を迎えてくれたのです。「これは我々の要望が通るかも知れない」と私は内心小躍りしながら交渉に臨んだものでした。しかしTX会社側からは、開業前の莫大な借金返済(何と、その返済額が1日約5千万円と言うでは有りませんか!)と利用客増に対応する為の車両増便、8両編成化へ向けての駅舎工事費の負担などをるる説明した後で、「現時点では要望にはお応え出来ません」との丁重な断りの返事でした。しかし、私は諦めません。機会がある度に国や県(大井川知事にも直訴しました!)に訴え続けていきます。

 そこで今回のTX議協の総会でも、来賓として出席頂いたTX会社の幹部にその旨、要望致しました。ところが「TXの乗客数は順調に伸び続けていたが、コロナの影響でテレワークが進み、収入が激減していて、とても要望にお応え出来ない」との事でした。確かに運営会社も厳しい経営状況でしょう。しかしTXを利用しているご家庭も給料や収入が減るなど、もっともっと厳しい状況に置かれているのです。私は今後も決して諦めないで、通学定期の値下げを要求し続ける積りです。

 さて、当日のTX議協の総会後、異変が起きました。翌日、「総会に参加していたつくばみらい市の市議の一人に、コロナの陽性反応が判明した」との連絡を受けたのです。幸い私は濃厚接触者と認定しないとの保健所のお墨付きを頂きましたが、「念の為PCR検査を受けて下さい」との事です。陰性の反応が出るまでその間、4日間。外出は一切出来ず、自宅待機です。その間の予定は総てキャンセル。運動不足も重なりストレスは溜る一方です。感染者や濃厚接触者はいかに辛い思いをしているのか、身をもって体験致しました。

 ところで私が真っ先に取った行動は、感染者のつくばみらい市議に御見舞の電話を入れる事でした。相手の市議はしきりに私に謝っていましたが、私はこう伝えました。「あなただってコロナにかかりたくてかかった訳じゃないでしょう。気を落ち着かせて、早く元通りの身体を取り戻して、市民の為に働いて下さい」と。

 
 
 

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