top of page

塩田尚の月例訪問5月号

  • 執筆者の写真: つくば市議会議員 塩田尚
    つくば市議会議員 塩田尚
  • 2022年4月26日
  • 読了時間: 3分

 ロシアのウクライナ侵攻は、全世界を震撼させ、絶望の淵へと追いやっています。特にロシアが核使用をほのめかして世界を恫喝した事は非核三原則を貫く日本としては“あり得ない”現実でしょう。日本国憲法の条文には、核大国が核の無い小国(日本の事です!)を核で恫喝する事は決して無いという風に記されているからです。しかもアメリカを初め西側諸国は、ロシアの核の脅しに屈して、どれだけウクライナ国民が非道な仕打ちを受け残虐な扱いを受けようとも、直接に軍事介入する事は有りませんでした。つまり核大国が一方的に小国へ侵略戦争を起こしたとしても“世界の警察”を自認するアメリカですら、救う為の軍隊を派遣する事が出来ず、西側諸国を中心とした国連も、機能不全に陥ってしまうと言う事です。

 しかしウクライナは決死の抵抗を続けています。街という街が焼野原となり、おびただしい国民が無残に殺されようとです。それはウクライナの国家と国民が過去の歴史に学んでいるからでしょう。例えば太平洋戦争末期の1945年8月9日、日ソ中立条約を一方的に破って、当時の日本領土へ侵入して来たソ連軍(現在のロシア軍の事です)は金品掠奪、婦女暴行、青年狩りなど暴虐の限りを尽くしたのでした。さらに日本降伏後に60万人を超える日本人を拉致し、シベリア等で強制労働を課し、多くの日本人が飢えと寒さで死んでいったのでした。樺太や千島列島では8月15日の終戦後もソ連軍は侵略し続け、バンザイして手を挙げている日本人を片っ端から殺戮した事は、多くの日本人にとって忘れ難い教訓として残っています。つまりロシア軍に降伏しても平和も安全も保障されず、悲惨な生活と未来が待ち構えている事を、ウクライナの人達は知っていたに違いない。だから自らの国家と国民を護る為、これ程の犠牲を出し続けても戦い続けているのです。

 それにしてもそのウクライナのリーダー、ゼレンスキー大統領は凄い。どれだけ痛めつけられようともビクともせず、自らの命も危ういというのに、昼夜、世界中に救援の要請を発信し続けています。彼の勇気と行動力には世界中の人々が心を動かされているに違いありません。真のリーダーとは、危機の時に最も強くあらわれるものです。

 さてそのロシア。ついに政府高官が「北海道はロシアのものである」と言い始めました。これが何を意味するのか。ウクライナの侵略戦争を対岸の火などと呑気に構えていれば、日本へ侵略戦争を仕掛けてくる恐れがあるという事です。ではそうならない為にはどうすれば良いのか?

 それはウクライナ侵略戦争でロシアを勝たせない事です!その為に日本国民は勿論の事、世界中の世論を結束させようではありませんか。

 
 
 

最新記事

すべて表示
Q&A 11月号

問:選挙選の感想は? 答:私は五十嵐市長の後援会『青風会』の幹事長をしているので、市長選挙も責任を責う立場にあります。今回のように市長と市議の同時選挙では、私は自らの選挙活動をしながら、市長の選挙運動も同時にしなければなりません。五十嵐市長の遊説カーにも一杯乗りました。その...

 
 
 
塩田尚の月例訪問11月号

四年に一度の選挙が無事終わりました。塩田尚後援会が発行しているこの月例訪問は、私の議員としての活動を報告するのを主な目的としています。従って選挙前には、出来るだけ選挙の事に触れないように留意して来ました。無事選挙が終わったので、選挙に臨む私の心構えみたいなものを書いてみます...

 
 
 

Comments


©2020 by 塩田尚。Wix.com で作成されました。

bottom of page