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塩田尚の月例訪問5月号

  • 執筆者の写真: つくば市議会議員 塩田尚
    つくば市議会議員 塩田尚
  • 2023年4月28日
  • 読了時間: 3分

 やってくれました侍ジャパン。野球で世界の頂点に登り詰めました。しかも野球の本場、アメリカで決勝戦を行い、見事栄冠を勝ち取ったのです。私は正直、準決勝のメキシコには勝てるかも知れない、でも全米のオールスターを揃えたドリームチーム相手では、いくら何でも勝つのは難しいのではないか、それでも日本の野球がここまで進化して来ているのだと言う姿を世界に見せつけて貰いたいとの期待を込めてテレビ観戦したのです。ところが私の大好きな大谷選手が、決勝戦の出陣前に「今日だけはアメリカへの憧れを捨てて、勝ちに行きましょう!」とナインを鼓舞して言うではありませんか。まるで私の胸の内を見透かしたかのようです。

 大谷に始まり大谷で締めくくったWBC。野球小僧に返った大谷に、日本はおろか、世界中が興奮の坩堝(るつぼ)へと誘われましたが、ヒーローは彼一人では有りません。不振にあえいでいた村神様が降臨し、岡本が「最高です!」と言いながらホームランを放つ。ペッパーミルパフォーマンスさながらに愛嬌を振りまいてくれたヌートバー選手。数え上げればキリがありません。そうです、侍ジャパンの金メダルは、栗山監督を中心にしたチームジャパン全員で勝ち取った勲章なのです。ではチームジャパンを短期間で創り上げた立役者は誰なのか?私は最大の功労者はダルビッシュ有だと思っています。

 彼は大リーグ勢の中で誰よりも早く、侍ジャパンの合宿に初日から参加しました。豊富な経験を生かし、若手や後輩に熱心に指導をし、何よりも大切なチームの輪を創る為に、食事会等を行い、静かな闘志を盛り上げて行ったそうです。

 私は当初、その報道に接した時、「アレッ」と思いました。ダルビッシュは誰にも干渉せず、ひたすら野球道を行く“孤高の人”と言うイメージが強かったのです。私から見れば、野球をスポーツとしてではなく、まるで日本の武道のように接しているイチローみたいな存在だと思っていました。ところがダルビッシュは野球の場外でも並外れた大活躍をしているのです。

 WBCの期間中にとある新聞記事が目にとまりました。ダルビッシュは試合に勝つ毎に、自らの出身地、大阪府羽曳野市にある児童養護施設に10万円づつ寄付を行い、それを原資とした奨学金制度を利用して、施設から大学へと進む子供達がいるとの事です。しかも発展途上国に水支援をする「ダルビッシュ有 水基金」を設立して、同じ様に1勝の度に10万円寄付しています。それだけではありません。東日本被災地へは何と5千万円を寄付。北海道地震では1千万円を義援金として送り、母子家庭を支援する為にも多額の寄付を行っています。自分は成功したからと言って、決して自惚れてはいないのです。貧しい人、困っている人、苦しんでいる人に、常に救いの手を差しのべているのです。今回のWBCもチームをイチからまとめ上げたダルビッシュのお陰です。ありがとうダルビッシュ!あなたの事は野球ファンのみならず、日本中が感謝しています。

 
 
 

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