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塩田尚の月例訪問7月号

  • 執筆者の写真: つくば市議会議員 塩田尚
    つくば市議会議員 塩田尚
  • 2023年8月22日
  • 読了時間: 3分

 谷田部グリーンハイツにお住まいの元通産省の研究者であった博士の方からお叱りの電話を頂きました。「つくば市が高齢者に向けた電動アシスト自転車を購入する際、補助する事業を始めたとつくば市報に載っていたが、自転車に乗る事を奨励する前に、自転車が安全に走れる道路の整備をするべきだろう。自分の家からショッピングセンターやTXの最寄り駅まで行くには、余りにも危険が多すぎる。運転免許を返上して用足しは自転車で、と言われても90才を目前にした自分としては、命懸けの行為だ。90パーセント以上の確率で交通事故に会うだろう。我々高齢者に死ねと言うのか。高齢運転が危険だと言われても自家用車の方がまだマシだ。議会も何をしてる!」との手厳しいご指摘です。私は一言も反論出来ませんでした。なぜなら私自身、ほぼ同じ事を感じていたからです。

 つくば市はすさまじい勢いで人口が増え続けています。それに比例して車も増え続け、完全な車社会となりました。私はつくば市が『つくばを自転車の街に!』のスローガンを掲げるよりはるか前からつくばを自転車の街にするべく、自らも自転車を愛用して来ました。とは言っても近年は遠出を避けるようになりました。幹線道路を走ると、並行して走って来る車が恐いからです。何度ヒヤーッとしたかわかりません。びくびくして自転車に乗ると精神衛生上も良くない。でも私は自転車愛好家でありますから、自転車に乗っている人の気持ちも良くわかります。ですから車を運転する際には、自転車通行者を見かけた時には、細心の注意を払うよう心掛けています。安全運転は、自転車・自動車双方が真剣に取り組まなければなりません。そして更に大事な事は、博士から指摘された道路事情です。せめて主要な幹線道路には、自転車専用レーンを設けるべきです。

 6月の定例議会での一般質問に敢えて、私はその事を強く主張しました。五十嵐市長の答弁は要約すると次の通りです。

 「私(市長)も自転車愛好家で、市役所への通所も自転車で来ることも多々ある。その際自動車からクラクションを鳴らされる場合もあるので、ドライバーのマナー向上も必要と感じている。同時に自転車レーンの設置もぜひ実現へ向けて取り組みたいが、莫大な予算もかかる事から、自転車ネットワーク計画を策定し、危険な道路・緊急性を要する道路から整備を進めて行きたい」

 やると言っておるのですから、五十嵐市長の手腕に期待しましょう。つくば市民が、老いも若きも自転車で自由に安全に行き来する事が出来れば、車の移動よりもはるかに健康に良いし、経済的でもあります。車と違って二酸化炭素を排出しませんから、環境に優しい。つまり地球温暖化対策に貢献出来るのです。市民の皆さんが、生き生きと安心・安全に暮らせる環境作りに、塩田尚はこれからも努力して参ります。

 
 
 

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