top of page

塩田尚月例訪問1月号

  • 執筆者の写真: つくば市議会議員 塩田尚
    つくば市議会議員 塩田尚
  • 2023年1月25日
  • 読了時間: 3分

 令和4年、国内最大の事件は安倍元総理の暗殺事件でしょう。これ程衝撃を受けた事件は、近年有りません。犯人はいわゆる宗教二世。意を決してテロに走るのであれば、大元の統一教会を狙って欲しかったと言うのが、正直な私の気持ちです。安倍さんは大らかな人で、時としてそれが裏目に出ます。しかも困った事に昭恵夫人もそうなのです。私自身、昭恵夫人と初めて会った時、携帯電話の番号まで教えられたのには、いささか戸惑いを感じました。世の中は悪い人はいない。或いは主人(安倍元総理の事です)を支援してくれている人は信じても良い、との態度がありありでした。夫婦揃って常に人を疑わない、つまり“善人”なのです。だから、いわゆるモリカケ事件のあった時、私はとっさに『あ!引っかかっちゃったな』と感想をもらした程です。他人を疑わない、これはかつて日本社会では“美徳”と言われていましたが、今や脇が甘い、モラルに欠けると批判の矢面に立たされてしまいます。

 我が国は自由民主主義の国家ですから、基本的には思いのままに批判も出来ますし、攻撃的な発言も出来ます。国葬反対の声も、その表現の自由は認めるべきでしょう。しかし、国葬当日、会場近くへ押しかけ“国葬やめろ!”と大声をあげる。これは日本人として、人としての礼節に欠ける行為です。私は例え、思想・信条の違う人が亡くなっても、その人を悪しざまに言う積りはありません。そこまで自らを幼稚な人間だとは思っていません。一体、我が国の道徳心はどこへ消え失せてしまったのかと、気持ちが沈んでしまいます。この大人達の姿を見て、子供達が果たして道徳心を持った人間として成長してくれるのか、不安が募るばかりです。

 一方で、イギリスで行われたエリザベス女王の国葬。これは見事の一言に尽きます。厳かな雰囲気のの元で行われた葬儀でありながら、華やかさも感じる事が出来ました。それは大英帝国と言う誇りと歴史からにじみ出て来るのかも知れません。私は特にロンドンの目抜き通りを整然と、しかも堂々と行進する葬列の姿に深い感銘を受けました。

 一方で安倍元総理の葬儀。国民あげての葬儀には程遠い。日本の威厳どころか、世界中に恥をさらしたのではとの危惧が頭をよぎりました。その中で、菅元総理の弔辞、これはすばらしかった。日本人の魂をまざまざと全世界に見せてくれました。正直なところ私は、菅さんの現役首相の時の手腕にがっがりしていましたから、今回もあまり期待はしていなかったのです。しかし菅さんはそんな心配をものの見事に払拭してくれました。あの方の名前は、この弔辞で歴史に名を留めるでしょう。

 それにしても安倍さんは無念だったでしょう。あの人がやり残した仕事は3つあります。先ず憲法改正。次に北朝鮮の拉致問題の解決。そしてロシアからの北方領土の返還です。私もかの人の無念さを心にかみしめ、その志を継ぐべく努力して行こうと決意を新たにしています。

 
 
 

最新記事

すべて表示
Q&A 11月号

問:選挙選の感想は? 答:私は五十嵐市長の後援会『青風会』の幹事長をしているので、市長選挙も責任を責う立場にあります。今回のように市長と市議の同時選挙では、私は自らの選挙活動をしながら、市長の選挙運動も同時にしなければなりません。五十嵐市長の遊説カーにも一杯乗りました。その...

 
 
 
塩田尚の月例訪問11月号

四年に一度の選挙が無事終わりました。塩田尚後援会が発行しているこの月例訪問は、私の議員としての活動を報告するのを主な目的としています。従って選挙前には、出来るだけ選挙の事に触れないように留意して来ました。無事選挙が終わったので、選挙に臨む私の心構えみたいなものを書いてみます...

 
 
 

Comentários


©2020 by 塩田尚。Wix.com で作成されました。

bottom of page