Q&A 9月号
- つくば市議会議員 塩田尚
- 2024年8月29日
- 読了時間: 2分
問:パリオリンピック、メダルラッシュでしたね?
答:私は日常生活のリズムを壊したくなく、日本時間で見られる競技を中心に観ていたのですが、それでも感動!感動!感動!の連続でした。特に心打たれたのは、男子体操の団体戦。ケガをして調子の上がらない橋本選手が鉄棒で最後の演技をします。ピタッと着地が決まって、金メダル確実だと誰しもが感激の拍手を送りました。会場内も興奮で騒然とします。橋本選手はエールを送ってくれる会場の皆さんへ、答礼のガッツポーズを送った後、指を立てて自らの唇に当て、しかも両手でなだめるような仕種をし、つまり「お静かに!」と訴えたのでした。それは、これから最終演技に向かう中国選手がプレッシャーを受けないようにとの配慮です。常に無表情のように見える中国選手ですが、この時ばかりは橋本選手に感謝の笑顔を見せたように、私には見えました。スポーツはいいですね。国境を越えた友情が生まれ、それが世界平和へとつながって行くよう、私も応援して行きます。
問:最近読んだ本は?
答:蛯名正義「調教師になったトップ・ジョッキー」
馬が好きで好きで、関東№1ジョッキー(騎手)を惜しまれながらも早めにやめ、猛勉強の末、調教師試験に合格し、ついに美浦トレセンに厩舎を開業。成功物語というよりは、苦労話ばかりですが、奥さんの事が端々に出てきます。馬以上に奥さんの事を愛してるのかなと、微笑ましく読ませて頂きました。ちなみに蛯名厩舎の経理は奥さんが総て握っているとの事。蛯名調教師はひたすら稼ぐだけとの事です。
アビゲイル・シュライアー「トランスジェンダーになりたい少女たち」。この本を扱った書店は焼き打ちするぞ、と全国の本屋さんに脅迫状が届き、難を恐れた本屋さんが、どこも取次ぎをしなくなったといういわくつきの本です。つくば市の図書館に申し込んでみるとつくば市ではかかる脅迫にもめげず、きちんと置いてありましたので、谷田部図書館で借りて読みました。読んでみると、極めてまともな本です。SNS・学校・医療がトランスジェンダーへと流行を煽り、いかに思春期の少女達の精神を痛めつけているか、数多くの事例を紹介しているアメリカ社会のリポートです。
他に黒川博行「連鎖」、畠中恵「おやごころ」等を読みました。
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