Q&A7月号
- つくば市議会議員 塩田尚
- 2023年8月22日
- 読了時間: 2分
問:DMVに乗ってきたそうですね?
答:DMVとはバスが線路も走り、列車に早変りするという世界初の乗り物で、高知の甲浦から徳島の阿波海南迄を乗ってみました。鉄道の定時制とバスの利便性を「乗り換えなし」で共存させたものです。従来の鉄道車両と比較して低コストでの運用が可能であり、便利で、運航費用も低減できる、いわばローカル線の救世主として注目を集めています。私が乗った時も大勢の鉄道ファンが押しかけ、特にモードチェンジ(変身)する時は感動の声をあげてカメラを向けていました。筑波線を廃線する時、もしこのDMVが開発されていたらどれ程役立ったかと淡い夢を抱いてしまいました。
問:最近読んだ本は?
答:百田尚樹「橋下徹の研究」
これはとてつも無い本です。日本維新の会の創設者橋下徹の人間性・思想・信条・行動の総てを徹底的に丸裸にして、危険人物と警鐘を鳴らしています。靖国問題、沖縄問題、そして今回のウクライナへのロシア侵略戦争等で、橋下徹が一貫して言い続けているのは『中国に頼れ、中国には決して逆らうのじゃ無い』との主張です。ではなぜ中国への絶対服従のような論理を展開するのか?百田氏は橋下氏が大阪市長時代に行った上海電力への不透明な入札にその原点があるのではないか、と推
論しています。中国によるハニートラップ(女性スパイと親密になる事です)の危険性もあると。この本は事実のみを実に詳しく深く読み解いているので、百田尚樹氏の推理は恐らく当っているでしょう。橋下徹とは、ひょっとすると稀代のペテン師か?目指しているのは中国を崇め奉った橋下教の教祖様かも。何か統一教会みたいですね。
他に、辻村深月「琥珀の夏」、澤田瞳子「恋ふらむ鳥は」、ジェフリー・ディーバー「真夜中の密室」、窪美澄「ふがいない僕は空を見た」、安部智里「鳥の緑羽」等を読みました。
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